現在、地方公共団体が抱える社会的課題を解決する新たな官民連携手法として「ソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)」に対する関心が高まっています。
経済産業省では、社会的課題解決の有効な手段としてSIBの導入を推進しており、実証事業や案件形成支援を行っています。2016年は、神戸市、八王子市においてSIB事業の案件形成を支援し、昨年度からそれぞれSIBを活用した「糖尿病性腎症重症化予防事業」、「大腸がん検診・精密検査受診率向上事業」が行われ、2018年11月にはそれぞれ目標を上回る成果を創出し、初回の成果連動型支払いが実行されました。また、昨年度は新たに広島県及び県下6市による連携型SIB事業の案件形成を支援し、今年度から「SIBの手法を用いた新たながん検診の個別受診勧奨業務」が行われています。
さらに、今年度は、介護予防分野等におけるSIBの導入を推進するために、当該分野における事業化支援やロジックモデルの構築、海外事例調査等を進めています。
本セミナーでは、第1部にて、介護予防分野等におけるSIBの適用可能性やその期待について経済産業省から報告致します。
第2部では、SIB導入の意義や効果、課題、案件組成に必要な視点や工夫等についてパネルディスカッションの形式にてサービス提供者、中間支援組織を中心に議論を展開してまいります。
SIBに興味関心のあるすべての方を対象にしております。奮ってご参加くださいますようお願い致します。
開催概要
- 日時:2019年2月8日(金) 13時30分~16時30分
- 場所:日本財団ビル 2階大会議室(東京都港区赤坂1-2-2)
・東京メトロ銀座線「虎ノ門駅」3番出口より徒歩5分
・東京メトロ南北線・銀座線「溜池山王駅」9番出口より徒歩5分
・東京メトロ丸の内線・千代田線「国会議事堂前」3番出口より徒歩5分 - 対象:SIBに興味関心のあるすべての方
- 参加費:無料
- 主催:経済産業省 協力:一般財団法人社会的投資推進財団
- 申込方法:こちらよりお申し込みください
プログラム
- 第1部
- 1-1 経済産業省における介護予防分野等の取組とSIBへの期待【経済産業省 講演】
- 1-2(追加講演を予定しております)
- 第2部
- 2-1 パネルディスカッション
~介護予防分野等のSIB事例から見たSIB導入の意義及びSIB事業化のポイントについて~
【パネリスト(予定)】公文教育研究会、くまもと健康支援研究所、徳島ヴォルティス、社会的投資推進財団、日本総合研究所 - 2-2 質疑応答及び意見交換
- 2-1 パネルディスカッション