2010年、英国のピーターバラ刑務所で初のソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)が導入されてから約10年が経過しました。当初は懐疑的な意見も多かったがSIBですが、現在では全世界22か国で121件のプロジェクトが進行するまでに発展を遂げています。
SIB発祥の地、英国では8000万ポンド(約110憶円)のライフ・チャンス・ファンドが設立され、成果報酬の一部支援を開始しました。また、米国では、2018年2月、超党派で「成果報酬のための社会的インパクト・パートナーシップ法(SIPPRA)」が成立し、2019年度から10年間、1億ドルがPFSに投じられることになりました。今後、英国、米国ともに、多様な領域で成果連動型資金提供プログラムが発展していくことが予想されます。
日本でも、厚生労働省、経済産業省、総務省で調査や事業が開始されており、他の省庁でも検討が進んでいます。2018年6月に閣議決定された「未来投資戦略2018」では、「成果連動型民間委託契約方式の普及促進」としてSIBの推進が成長戦略に位置付けられています。
第4回インパクト・サロンでは、このように内外で発展しつつあるSIB市場を概観し、特に英国と米国を中心に、SIB市場発展のためのエコシステムを分析します。その上で、今後の日本のSIB市場発展の可能性を展望したいと思います。
皆さんのご参加をお待ちしております。
開催概要
講師略歴
Almost done…
We just sent you an email. Please click the link in the email to confirm your subscription!
OKSubscriptions powered by Strikingly