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福岡市が成果連動型民間委託による適正服薬推進事業を開始

2019年11月27日

福岡市で成果連動型民間委託による適正服薬推進事業がはじまりました。

本事業の主な特徴は、以下の5つが挙げられます。

  1.  成果連動型民間委託を活用
    本事業は、福岡市から事業者への支払いについて、成果に応じて支払う成果連動型民間委託による契約を締結しています。支払いに連動する成果指標は、「重複服薬者の改善率」、「併用禁忌服薬者の改善率」および「医療費適正化効果」の3つであり、成果に応じて最大47,600,000円、固定での支払いが10,000,000円、最大支払額合計は57,600,000円となります。
  2. 競争環境を構築した事業者選定の実施
    広く一般から提案を募集するプロポーザル方式による事業者選定を実施しました。その結果3者から提案があり、より高い成果の見込める株式会社ヘルススキャンが選定されました。
  3. より厳密な評価設計
    本事業は、対象群を設定する厳密な評価手法と第三者評価者として九州大学による検証を実施します。また、第三者評価者は、事業者からの委託ではなく、より中立な立場である中間支援組織から委託しています。
  4. 事業を3年間で4サイクル実施することによる継続的な事業改善
    本事業の契約期間3年間で4回の事業サイクル(事業実施~評価~事業改善)を実施し、事業改善を継続して実施することでより高い成果を目指します。
  5. モデル事業を経て本格導入
    本事業に先行して2018年度にモデル事業を実施し、必要なデータを収集・分析の上、本事業の成果指標や支払条件等を設計しました。